がん治療の落とし穴―「見える化」で質の向上を|
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雑誌

『ウェッジ』2017年10月号 WEDGE SPECIAL REPORT

がん治療の落とし穴―「見える化」で質の向上を

♦記事のポイント

日本の国民病と呼ばれている「がん」の治療は日々進化を続けています。一方で、推奨されている治療が大病院で行われていなかったり、効果が認められていない治療法が行われていたりします。そこで、患者が最適な治療に辿りつけるための情報が伝えられています。

♦記事の役立て方

現在、日本のがん治療が抱える様々な問題を、専門家の検証によって明らかにされています。

♦記事の内容と検証

ウェッジスペシャルレポート「がん治療の落とし穴」では、現在の日本のがん治療が抱える様々な問題点を、専門家が4つのテーマ(カルテ)で検証されています。関心のあるテーマを選んでお読みいただけます。

カルテ1 玉石混交のがん治療 患者本位の医療制度の構築を(日本医療大学武蔵小杉病院腫瘍内科教授・勝俣範之)

がん検診の健診率は上がらず、がん診療連携拠点病院でさえ、最善の医療が提供できているとは言い切れないと指摘されています。また、科学的エビデンスの無い治療法が横行しているとも指摘されています。そのためにも、患者本位の医療制度を構築することで、日本のがん治療は、まだまだ向上できるはずだと検証しています。

カルテ2 質を競い合う米国の病院 日本に必要な「見える化」(国際医療経済学者・アキよしかわ)

日本では、どこの病院でも治療は受けられるが、その質にはばらつきがあると指摘しています。米国在住の医療経済学者で病院経営コンサルティング会社創立者で、自分も日米でがん治療を受けた経験を踏まえて、日本のがん治療の「見える化」の必要性を提言しています。

カルテ3 効果不明瞭のまま際限なく提供される「免疫療法」の"害"(ウェッジ編集部)

がんの三大治療(手術、放射線治療、抗がん剤)に加えて、新たな治療として話題となっている免疫療法について検証しています。免疫療法は、人が持つ免疫本来の力を回復させることによってがんを治療する方法で、現在研究が進められている方法です。けれども、「一部の効果が明らかなものを除いて、多くの免疫療法は国から承認されておらず、その効果が確認されていない」(国立がん研究センターがん対策情報センター長・若尾文彦氏)といいます。効果が認められていない免疫療法が自由診療で高額提供されていることも問題と指摘されています。

カルテ4 費用対効果に劣る日本の医療構造にメス(一橋大学国際・公共政策大学院教授・井伊雅子)

現在、日本では高齢化や医療の高度化で、医療費は右肩上がりに増加しています。こうした状況において、医療の質の向上だけではなく、費用の削減も避けられない議題となっています。保険料の引き上げなど、国民に負担を強いる方法ではなく、医療の費用対効果に基づいた医療制度改革が検証されています。

»記事「Karte-1・Karte2」(PDF)
»記事「Karte-3・Karte4」(PDF)

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